ムアン・タイ・インシュアランス(MTI)取締役でタイ生命保険協会(TLAA)サーラ会長は、09年の生命保険業界は前年の16%成長から5-6%成長に鈍化するものの成長見通しであることを明らかにした。
前年の生命保険業界が成長した理由は、国民が生保に理解を示したことや、生命保険の各種商品を市民の要求にあわせたことなどを挙げている。また米金融危機直後、市民が不安を抱いたものの保険事業奨励管理委員会(OIC)やTLAAがタイ生命保険業界に影響はないと強調したことで、信頼を取り戻せたことも影響していると述べた。
また今年の成長理由について、市民が現在の世界的経済停滞の影響でさまざまな投資商品から敬遠していることで、市民は投資から貯金の方向に進むと見られる。そのため貯金の1つとして生命保険を選択してもらえる可能性があるため、成長を続けられるという。