インターネット上で現在放送中のテレビドラマ「バーンラチャン」にハマった人物が、ドラマに関係している?企業に問い合わせた際のやり取りが面白いと話題になっている。
このドラマはアユタヤ王朝時代のもので、ビルマからアユタヤへ攻め込んできた際に、バーンラチャン村の村民が果敢に立ち向かい、数ヶ月に渡ってビルマ軍を足止めした物語。当時のアユタヤ王朝は地方分権から中央集権への流れを進めていたこともあり、ビルマ軍に立ち向かうバーンラチャン村に支援はなく、最終的にビルマ軍に敗れてしまったという実話を元にしたもの。
このドラマにハマった人物は何を思ったか現在アユタヤの名を持つバンク・オブ・アユタヤ(BAY)に対して、LINEを通じて公式アカウントに「なぜバーンラチャン村の人たちに大砲を貸さなかった?もしアユタヤにもう少し心があればバーンラチャンの人たちはビルマに負けなかった。」と質問したところ、「コメントありがとうございました。(お客様の質問に対して)今すぐお返事することができず、申し訳ありません、もし金融的な質問があれば・・・」という回答だったそう。
そのため今度は現在のタイの首都バンコクの名を持つバンコク・バンク(BBL)に対して、「貴殿にバーンラチャン村人たちに大砲を貸して頂けないだろうか。BAYには非情な対応をされた。タイを守るために大砲を貸して頂きたい。」と同様に質問したところ、「我々はいつも貴方の信頼できる友です。」というBBLのキャッチコピーが送られてきたそう。
最後にケンタッキー・フライド・チキン(KFC)に対して、「バーンラチャンはそろぞろ陥落しそうだ、ビルマから国家を守るために大砲を貸して頂けないだろうか。」と質問したところ、「あなたは"腹が減っては戦はできぬ"という言葉を忘れていませんか。我々はあなた方に貸せる大砲はありませんが、もしあなたが1150(KFCの配達用問い合わせ先)に連絡し我々の大使と交渉したら、あなた方の軍は戦う力を得られるでしょう。」という回答だった。
この人物はこの回答に満足だったのか、これで質問を終えたそうだ。
日本でも稀に客と企業がツイッターなどで面白いやりとりをすることがあるが、タイでも同じようだ。