19日、タイ南部ナコーンシータンマラート県トゥンソン郡で、男性が何者かに撲殺された身元不明の女性の遺体を母親と勘違いし引き取ったところ、火葬前になって母親ではなかったことが判明する事件が起きた。タイラット紙などが報じた。
同郡に住む男性(18)は、今月15日に母親(35)からある場所に車で迎えに来て欲しいと頼まれていたが、当日になっても連絡はなく、何度母親の携帯電話に電話しても繋がらず、その日以降行方がわからなくなっていた。
そして死後5日前後の身元不明の腐乱遺体が発見されたことを知った男性は、行方不明となっている母親ではないかと思い、親戚らとともに遺体の確認に向かったところ、遺体の手術痕などから母親の可能性が高かったため、遺体を引き取った。
そして男性をはじめ親族が、引き取った遺体の葬儀を行ったところ、火葬前になって突然母親から男性に電話があり、無事であることがわかった。
行方不明から殺人事件に巻き込まれ死亡したと思われていた母親は最近再婚したばかりで、再婚相手の住む同県ロンピブーン郡で新婚生活を送っていたという。
ちなみに現時点でも、遺体で発見された女性の身元はわかっていない。