タイ中央銀行(BOT)副頭取バンディット氏は、下期インフレ率/経常勘定収支の赤字をタイ中央銀国で管理する事を明らかにした。「今年下期の金融政策は、インフレ率減少を重点的課題としするが、タイ経済は強く、インフレ抑制の為の金利上昇に対応できるだろう。経常勘定収支が更に赤字になると見られ、タイ経済に対する悪影響を与えかねないため、タイ中央銀行による管理が必要である。またインフレ率上昇による影響を受けている低所得者層や等に対する財政政策が必要だ」と発言。「今迄、石油価格上昇にもかかわらず、タイ経済が停滞しなかったのはタイ経済の適応性が高いからだと考えているが、現在国内消費や企業業績に減少傾向がある。5月には3つの大型銀行が、インフレ伸び率上昇のため、定期預金及び融資の金利を引き上げた。この措置は、同氏の予想より早い措置だった」と説明。「金融機関は、今後の不良債権(NPL)の増加に、深く注意するべきだ」、最後に述べた。