タイ証券取引所(SET)社長パコーン氏は、SET取締役会が「Boston Consulting Group (BCG)」によるSET組織改正に賛成し、SETの民営化を賛成した事を明らかにした。
「BCG」ではSET及び子会社を株式会社化(Demutualization)し、2011年に証券取引所に上場する事を準備を提言している。また、今後5年間(09年~13年)の経営計画を定めている。SET取締役会は、株式会社化する事により営業目標を定め、経営改革を行なう事が、タイ全体の経済開発にとって非常に有益であると考えているとのべた。SETのパタリーヤ女史は、SET取締役会は民営化し上場する事によって、5年間後にマーケットキャップ(株式時価総額)が倍増し、12兆バーツに伸び、目標収入が今年の20億バーツから、40億バーツに増加するとしている。民営化後大きく組織を2グループ、資本市場開発基金と証券取引所に分ける事を考えている。株式保有対応の法律改正と共に、来年の提案を目指している。