タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)と治安維持部隊の衝突で多数の死傷者が出たことを受け、在タイ日本大使館より注意喚起が行われています。
以下在タイ日本大使館より注意喚起
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起
(2010年4月28日18:00現在)
1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点~サラデーン交差点を中心とする地域(地図は在タイ日本国大使館ホームページを参照して下さい)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつつ、周辺の治安要員の配置を強化しています。他方、市民民主化同盟(PAD)も、政府に対してUDDの違法行為に対する法の厳格な執行を要求しています。これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁のバリケード及びバリケードにおけるUDD側の検問をさらに強化しており、一部検問所では警察当局と小競り合いが発生している模様です。
2.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近にはできるだけ近づかないようにして下さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控えて下さい。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。
3.本28日(水)午後2時頃、抗議活動を行うため、ラチャプラソン交差点を出発したUDDデモ隊の一部が、ドンムアン空港近くで治安部隊と衝突し、死者1名を含む十数名の負傷者が出る事態となっています。
この様な事態に鑑み、ドンムアン空港方面の道路は一部通行禁止等の規制がされている模様ですので、付近に近づかないようにして下さい。
4.シーロム地区のBTSサラデーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において先週発生した爆弾事件では、死者1名を含め70名以上の負傷者が出ています。その後も、同地域周辺では小競り合い等が発生しており、警察及び軍も警備を強化しておりますので、同地域周辺にも近づかないようにして下さい。
5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、詳細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下さい。
6.29日(水)、BTSは全線で運行予定ですが、運行時間を午前6時から午後8時に限定する予定です。
また、地下鉄(MRT)は基本的に通常運行予定ですが、午後7時以降は、シーロム駅を閉鎖させる予定です。
なお、BTS、地下鉄(MRT)の運行状況には、今後の情勢による運行時間等の変更がありえますので、詳細については直接、ウエブサイト(BTS:http://www.bts.co.th/ 、地下鉄(MRT):http://www.bangkokmetro.co.th/ )や問い合わせにより確認してください。
【ご参考】
【日本語メディア】
インターネット
・バンコク週報 http://www.bangkokshuho.com/
・ダコ・ニュースクリップ http://www.newsclip.be/
ラジオ
・Jチャンネル24: FM93.75(インターネット www.sakurakiss.net/ )
【英語メディア】
インターネット
・バンコクポスト紙 http://www.bangkokpost.com/
・ネーション紙 http://www.nationmultimedia.com/home/
・MCOT http://www.mcot.net/EnglishNews
ラジオ
・Wave FM88 FM88
・95.5VirginHitz FM95.5
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511