タイ文化省はこのほど、カンボジアで開催中の「ミス・ユニバース・カンボジア」で、タイの歴史的な写真を不適切に使用したと主催者に抗議した。主催者は「意図的ではなかった」と謝罪した。
カオソッドなどの報道によると、同省は、カンボジアの伝統衣装「スバイ」を紹介するため、タイで撮影したタイ人女性が写った写真を使用したと主催者に抗議。謝罪と訂正を求める書簡を送付していた。
問題の写真は、1906年のラーマ5世の治世に、タイ北部カムペーンペット県で撮影されたタイ人女性7人が写ったもの。タイ国立図書館に保管されている薄いガラス板のネガ(ガラス乾板)コレクションの一部で、2017年にユネスコの世界の記憶遺産に登録された。
同省のサビーダ大臣は、「元の写真には透かしが入っていたが、カンボジア側の主催者は切り取って使用したようだ」と指摘した。
カンボジア側の声明によると、写真の使用は意図的ではなく、「画像の出典元の確認が不十分だった」と説明。「誤解や論争を引き起こしたり、感情を害したりする意図は一切なかった」としている。