タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の発表によると、2026年5月のタイ輸出額は前年同期比10.6%増の343億3300万ドルで、23カ月連続で上昇した。輸入額は同35.1%増の400億4450万ドル。貿易収支は57億1140万ドルの赤字。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、石油・金・武器関連品を除いた輸出額は同8.6%増。同局のナンタポン局長は、ハイテク製品への需要や、人工知能(AI)とデータセンターへの投資が要因だと述べた。サプライチェーンに対する懸念や米国関税をめぐる不確実性を低減しようと、輸入が加速した。
5月に輸出が増加した部門は、工業製品14.4%増、無線トランシーバー・電話188.2%増、コンピューター26.8%増、プラスチックペレット17.4%など。
一方、米国市場での価格競争が要因で、農業加工品(13.2%減)と農産物(3.1%減)は減少。肉類その他部位42.2%減、生鮮・冷凍取り国26.2%減、コメ16.4%減、ゴム5.3%減。
輸出が拡大した主要市場は、米国33.5%増、スイス58.2%増、ASEAN(5カ国)29.7%増、欧州連合18.4%増、ラテンアメリカ18%増。一方で縮小した主要市場は、中国2.5%減、香港26.8%減、中東4.4%減。
2026年の輸出見通しについて、ハイテク製品に対する世界的な強い需要とイラン戦争の終結を背景に、世界経済が限定的に回復。輸出が拡大すると予測。残り7カ月の輸出額は、月平均292億4570万ドルの見込み。今年の成長率は、当初予測で設定した最高目標の8%に達し、輸出総額は過去最高の3668億580万ドル(11兆7000億バーツ)に達すると予測している。