タイ貢献党は16日、タクシン・シナワット元首相の甥であるヨドチャナン・ウォンサワット氏を、次期総選挙の首相候補に指名すると発表した。
カオソッドなどの報道によると、同党は来年2月8日に実施される総選挙で勝利した場合、ヨドチャナン氏(46歳)を首相の第一候補として推薦すると発表。候補者は、元財務副大臣のチュンラパン・アモーンウィワット氏(50歳)と、元運輸大臣のスリヤ・ジュンルンルアンキット氏(71歳)も含めて3人。
ヨドチャナン氏は第34代首相のソムチャーイ・ウォンサワット氏と、タクシン氏の妹のヤオパヤー・ウォンサワット氏の子息。タクシン氏がタイ貢献党の源流であるタイ愛国党を結党以来、共に活動してきた。テキサス大学卒で、脳とデバイスを接続する技術「ブレイン・マシン・インターフェース」を専門とする研究者。
チュンラパン党首は、「選挙に勝利した場合、ヨドチャナン氏を首相に推薦するつもりだ」と述べ、同氏の指導力と新技術に関する知識を称賛した。
また、選挙準備期間は2カ月で十分とし、目標獲得議席を200に設定。「前回選挙では世論調査の結果を受けて慢心し、141席しか獲得できなかった。今回は最後まで油断せず、銅の政策を地域住民に説明する」と意気込んだ。