バンコク都は1日から、スカイラインBTSグリーンライン延伸区間の運賃を改定している。1回15バーツの定額運賃を、実際の運行コストを反映した距離制運賃に変更した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、チャッチャート・シッティパント都知事は、学生や高齢者向けの割引を維持しながら、BTS運営の持続可能性を確保し、慢性的な財政損失を削減することが目的だと説明。対象区間はモーチット駅(N8)~クーコット駅(N24)、オーンヌット駅(E9)~ケーハ駅(E23)、ウォンウィアンヤイ駅(S8)~バーンワー駅(S12)。
新運賃は、一般片道乗車券17~45バーツ、一般ラビットカード17~45バーツ、学生ラビットカード12~32バーツ(30%割引)、高齢者ラビットカード9~23バーツ(50%割引)。
主要26駅を乗り継いで乗車する場合の最高料金は、一般片道乗車券と一般ラビットカードが65バーツ、学生ラビットカードが60バーツ、高齢者ラビットカードが運賃の50%割引。
チャッチャート都知事は、15バーツ一律運賃制度では都に大きな損失が発生していたと述べた。都は年間80億バーツ以上を運営費に充てていたが、収入は約20億バーツに留まり、年間60億バーツ超の純損失を計上していたと説明している。距離に応じた運賃は以下の通り。
[片道乗車券・一般ラビットカード]
0~1駅:17バーツ、2駅:19バーツ、3駅:22バーツ、4駅:24バーツ、5駅:27バーツ、6駅:29バーツ、7駅:32バーツ、8駅:34バーツ、9駅:37バーツ、10駅:39バーツ、11駅:42バーツ、12駅:44バーツ、13駅以上:45バーツ。
[学生ラビットカード]
0~1駅:12バーツ、2駅:14バーツ、3駅:16バーツ、4駅:17バーツ、5駅:19バーツ、6駅:21バーツ、7駅:23バーツ、8駅:24バーツ、9駅:26バーツ、10駅:28バーツ、11駅:30バーツ、12駅:31バーツ、13駅以上:32バーツ。
[高齢者ラビットカード]
0~1駅:9バーツ、2駅:10バーツ、3駅:11バーツ、4駅:12バーツ、5駅:14バーツ、6駅:15バーツ、7駅:16バーツ、8駅:17バーツ、9駅:19バーツ、10駅:20バーツ、11駅:21バーツ、12駅:22バーツ、13駅以上:23バーツ。