タクシン・シナワット元首相の次女、ペートンターン前首相と、長女のピントーンター氏、元妻のポッチャマーン氏は15日午前、弁護士と共にバンコクのクローンプレーム刑務所を訪れ、5日間の感染症隔離期間を終えたタクシン氏と面会した。
公共放送PBSなどの報道によると、タクシン氏の弁護士であるウィンヤット・チャットモントリー氏は午前8時30分、タクシン氏との面会を調整するため、手続き用の資料を面会センターに持参。タクシン氏の親族4~5人が面会に来る予定だと話した。
ペートンターン氏らは午前9時47分、同刑務所に到着。午前10時40分に施設を後にした。
面会を終えたペートンターン氏は記者団に、ガラス越しにタクシン氏と話をしたが、健康状態も士気も良好だったと述べた。タクシン氏は、精神的支援を与えてくれる全ての人に感謝するよう伝えたという。
ウィンヤット弁護士によると、タクシン氏は特別待遇を受けず、髪型を短く切るなど普通の囚人として扱われている。持病の薬を持参し、ストレス解消のために読書とテレビ視聴を日課にしているという。
矯正局は、タクシン氏の面会のため、ガラスの仕切りがある部屋を用意。他の受刑者と交わらない個室で、面会人数の制限はなく、家族や親戚は同時に面会できる。