タイ首都圏警察は24日、管内21地区でインターネット回線を違法に切断し、1000万バーツ以上の損害を与えたとして、男2人を逮捕したと発表した。
カオソッドの報道によると、首都圏警察は、ナショナル・テレコム(NT)所有のインターネット回線や通信電波ボックス、各種機器の窃盗容疑で、ウィラット容疑者(43歳)とジョンラック容疑者(29歳)を逮捕したと発表。
首都圏各地の病院や政府機関のインターネット回線で被害が発生し、損害額は約1000万バーツに上るという。
首都圏警察は、チョームトーン区バーンクンティアン地区の住宅を捜索。犯行に使用された道具や光ファイバー回線、銅線インターネット回線、電子機器などを証拠品として押収した。
今年5月、道路上にあるNTのインターネット回線ボックスを狙った連続窃盗事件が発生。管内21地区で29件発生し、病院で患者の記録が閲覧できなくなるなどの被害が出ていた。首都圏警察は、容疑者2人がバーンケー区バーンケー14付近で犯行に及んだことを確認。容疑者らを追跡し、チョームトーン区の住宅を突き止めた。住宅は中古品店の店舗。
取り調べに対し、ウィラット容疑者は、夜間に警棒や非常灯、コーンを使ってメンテナンス作業を装い、道路脇の配電盤などを窃盗したと供述。自宅で分解し、販売して家計に充てていたと話しているという。