タイ南部のプーケット国際空港で25日、駐車場に停車中のバイクから不審物が見つかり、爆発物処理部隊(EOD)が破壊した。事件による航空便・空港の運営への影響は無かった。
タイラットなどの報道によると、EODとK9警察犬チームは午後7時頃、バイクの検査を実施。車両内に即席爆発装置に似た物体を発見し、現場から半径200メートルを封鎖した。その後、EODチームのコントロール下で装置を爆発させた。
警察は24日、隣県のパンガー県で、車内に爆発起爆装置のようなものを所持した男2人を逮捕。2人はパッタニー県出身で、身元不明の人物からプーケットに荷物を届けるよう雇われたと供述。防犯カメラの映像には、プーケット島に入るバイク2台が移っていたが、出るときは1台のみだったため、警察が残り1台のバイクを追跡したという。
同空港のモンチャイ局長は、「セキュリティチェックをしない公共エリアの監視を強化する」と話している。