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タイ通【 社会 】
投稿日時: 2025-06-23 14:00 2025-06-23 12:00

タグ: [ ASEAN ] [ タイ経済 ] [ ランキング ]

タイの世界競争力は30位に低下 政府の効率性低く

 最新の世界競争力ランキングで、タイは昨年より5位低下し、30位となった。政府の効率性の欠如が要因。

 カオソッドの報道によると、タイ経営協会(TMA)は18日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した2025年の世界競争力年鑑の結果を発表。タイは5位ランクを下げて30位となった。2023年も30位だった。ASEAN地域のトップはシンガポールで、世界2位。

 ランキングは、オマーン、ケニア、ナミビアの3カ国を追加。イスラエルは不参加のため、ランキング調査国は当初の67カ国から69カ国に増加した。政府の効率性に関する指標3つと、インフラに関する指標3つが新たに加わった。

 首位はスイス。マレーシアは11位上昇の23位で、ASEAN地域では2位。インドネアシアはASEANで最も順位を落とし、13位下落の40位。フィリピンは1つ順位を上げ、51位となった。

 タイのランキングは全分野で昨年より低下した。最も下落幅が大きかったのは政府の効率性で、8位後退の32位。インフラとビジネス効率が昨年より4位下落の47位。経済パフォーマンスは3位下落した。国際投資は10位下落。

 国内経済は順位を1つ上げて38位。物価は4つ順位を上げて13位。国際貿易は4位、雇用は3位と好成績を収めた。

 政府の効率性は24位から32位に下落。政府の効率性部門で最も低い順位となったのは制度的枠組みで、10位低下の49位となった。次いで公共財政が10位下落の31位。ビジネス法制は40位、社会基盤は45位と低迷した。同項目で好成績だったのは、8位の税制。

 ビジネス部門の効率は20位から24位に下落。生産性は42位から39位に改善したが、依然として弱点となっている。経済の全部門で、労働と生産性が非常に低いランクにあることが要因。

 金融部門は12位下落の36位。株価指数の変動率は、69カ国中67位になっている。

 インフラは常に低い順位だが、今年はさらに順位を下げて47位。基礎インフラと技術インフラの順位は検討したが、下落した。

 公衆衛生は58位、教育は55位だった。

 TMAはランキング結果について、タイは国の発展に影響する構造的・制度的弱点を抱えていると指摘。世界の情勢変化に弱く、近年の経済成長率は他のASEAN諸国より低いと述べ、長年に渡る構造的な問題が解決できていないと説明した。

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