タイ深南部パッタニー県で、8日夜から中心市街で複数の爆弾が爆発し、当局は爆弾処理のため市街地を封鎖した。1個目の爆弾で軽傷者が1人いるとの情報もある。
マティチョンなどの報道によると、1個目の爆弾は同日午後8時5分頃、同県ムアン郡のナイト・マーケットで爆発。軽傷者が1人出たとの情報もある。その約5分後、サンティークホテル横の路地で爆発した。爆弾は道路脇のゴミ箱に隠されていたという。バイク2台が被害を受けた。
9日午前7時30分、地元住民がタイマー式爆弾をサンティスック交差点の眼鏡店前で発見。警察に通報した。警察官らは約1時間以上かけて、爆弾の解除に成功。爆弾は約20キログラムの大型時限爆弾だった。タイマーが8日午後 7時50分に設定されており、同時に爆発させる計画が、不発だったとみられる。
警察は、都市部でテロ攻撃を実行する試みで、「人口密集地域」と「混雑時間帯」を標的にしたとみている。警察は防犯カメラの映像を検証し、爆弾犯を追跡している。