中国人コールセンター詐欺集団の銀行口座開設を手助けした文書偽造の疑いで、タイ王国国家警察は21日、東部チョンブリー県パタヤの銀行支店長と社員4人を逮捕したと発表した。
カオソッドなどの報道によると、銀行員らは金銭の見返りに、書類を偽造して口座開設を助けたという。警察はまた、中国人詐欺団を手助けした疑いで、通訳2人と中国人5人も逮捕した。
警察によると、中国人詐欺団15人は3月、観光ビザでタイに入国。中国人容疑者らは、3月9日、15人をパタヤの銀行支店へ案内し、口座開設を手伝った。その後、詐欺団の15人は、13日に中国へ帰国した。15人には逮捕状が発行されている。
捜査によると、15人の15銀行口座に1億1800万バーツの入金があり、容疑者は後に9100万バーツを引き出していた。中国人詐欺集団の15口座による被害は106件。当局は、騙されて同口座に入金した被害者の苦情を受け、15口座を凍結した。
同詐欺団は全国で462件の資金洗浄口座に関与しており、被害は2084件、被害額は22億バーツ超とみられている。