5日午後1時33分、タイ南部スラートターニー県パノム郡のカオナーナイルアン自然公園で、野生の果物を食べて吐き気などの症状を訴えたロシア人観光客5人が病院に搬送された。カオソッドなどが報じた。
通報を受けたタークンパノム救助隊によると、観光客7人はパンガー県カオラックからレンタカーで同公園を訪れ、野生の果物を食べたところ、胸の圧迫感や吐き気の症状に襲われたという。
5人は病院に搬送されたが、2人は治療を拒否した。
7人が食べた野生の果物は、同県やクラビー県に生息しているカキノキ科の植物(ディオスピロス・トリアンソス・フェンクライ:Diospyros trianthos Phengkhai)で、熟した実は毒性が強く、食べると吐き気を催す。最悪の場合、死亡するケースもあるため、地元住民は食べない果物だという。