バンコクで建設中の国家会計検査院ビルが、隣国ミャンマーで発生した巨大地震の影響で倒壊。現場の救助活動が5日目を迎えた。バンコク都は1日、倒壊に巻き込まれた作業員は96人で、死者13人、行方不明74人、生還9人と発表した。クルンテープ・トゥラキットなど現地メディアが報じた。
現地報道によると、生還した9人は発災翌日の3月29日までに救出。病院に搬送された。
現場は危険な状態で、重機を使った瓦礫の撤去は困難を極めている。ビルの完全な設計図が無く、救助戦略を立てるのが難しいという。
また当局は、米軍が提供した探知機が倒壊ビルの17~21階で、人体の痕跡を約70カ所検知したと明らかにした。地震発生時は昼食後で、多くの行方不明者が17~21階で休憩していたという。
当局は、実際に行方不明者の痕跡なのか、また生存者の可能性について、確認できていないとしている。
ペートンターン・シナワット首相は3月31日、ミャンマーを震源とする地震の発災後、国際社会の信頼回復のため、政府が取り組みを強化していると述べた。3月30日には国家緊急対応レベルを3から2へ引き下げた。
ペートンターン首相は、ソーシャルメディアに3月31日投稿したメッセージで、バンコク首都圏と他県に新たな地震の深刻な影響は見られず、状況は制御されていると述べた。また倒壊ビルのサンプルを収集し、分析中だと報告。第1段階の調査結果が数日中に出ると話した。