タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)によると、2024年の韓国のマンゴー輸入市場でタイ産が1位になったことが分かった。タイの韓国向けマンゴー輸出は前年比132.7%増の29億3100万バーツ。2位はマレーシアだった。
マティチョンの報道によると、韓国政府が熱帯果物の輸入枠を拡大し、農産品の輸入関税を一時的に引き下げたことが要因。韓国政府はマンゴーとマンゴスチンの輸入関税を30%から0%に、ドリアンを45%から5%に引き下げ。タイ産マンゴーは価格競争で優位となり、韓国で市場を拡大した。
おやつに果物を食べる韓国の習慣や、SNSを通じてタイの食文化であるカオニャオ・マムアン(マンゴとスティッキーライス)が広まり、需要が高まった。
韓国が輸入を許可しているタイ産果物は、マンゴー、マンゴスチン、ドリアン、バナナ、ココナッツ、パイナップルの6種類。
2024年のタイ産果物輸出は1838億2300万バーツ。生マンゴーは前年比45.68%増の47億1600万バーツで、輸出先は1位:韓国29億3100万バーツ(タイ産マンゴー輸出の62.2%、前年比132.7%増)、2位:マレーシア11億9100万バーツ(輸出割合25.3%、同12.8%減)、3位:日本1億3900万バーツ(輸出割合3.0%、同32.8%増)。