タイ運輸省海事局は、チャオプラヤー川にゴミを投棄した客船の運航免許の停止を検討している。客船にはレストランが含まれているが、運営者は公衆衛生法に基づく食品許可を申請したことが無いことが判明。バンコク都庁(BMA)は運営会社に対し、7日以内に問題を解決するよう警告している。
公共放送PBSなどの報道によると、バンコク都知事顧問のポンプロム氏は2月27日、海事局や海洋警察と共に現場を視察。同氏は、客船が許可証を申請する必要があると述べた。運営会社が対応しない場合、公衆衛生法違反で6カ月以下の禁固または5万バーツ以下の罰金、またはその両方が科される。
同氏は、バンコク都は事件を重要視していると語り、食品販売店の許可申請を厳しく検査することがチャッチャート都知事の方針だとした。
また海事局によると、問題の客船の運航は現在、ゴミを投棄してタイ水域航行法に違反したとして停止している。
客船の運航会社は、川にゴミを投棄したのは適切な廃棄物処理の訓練を受けていない臨時スタッフで、正社員は全員、廃棄物処理に関する定期的な訓練を受けていると釈明。ゴミを投棄したスタッフを解雇し、再発防止に向け従業員の訓練と監視を強化すると発表している。