大気汚染から身を守るアイテムとして、タイの消費者に人気のある空気清浄機。商務省は、需要の急増による値上げを制限するため、空気清浄機と掃除機の価格統制リスト入りを検討している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、人体に影響を与えるPM2.5(微小粒子状物質)が深刻になる季節に入ると、4000~5000バーツの人気製品が9990バーツまで価格上昇。1万バーツ以上の高価格帯製品は店頭で販売されているが、手頃な価格の製品は品薄で予約待ちの状態。ある家電販売店は、低価格製品が品薄状態で、一部の機種は数カ月、メーカーからの供給が無かったと語った。
価格統制リストに製品を追加する基準は、日常生活に不可欠で生産者や販売者が限られていることや、市場競争が不十分であること、価格が不安定、品不足になる時期があることなどがある。
タイ当局は現時点で、製品52点とサービス5点のリスト入りを承認している。