タイ運輸省は、2025年にホアヒン空港(中部プラチュワップキーリーカン県)の国際空港への格上げを目指している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、空港局のダナイ・ルアンソーン局長は、同空港の開発が2事業構成だと述べた。1つ目の事業は、大型航空機を受け入れるため、滑走路の幅を国際基準の幅45メートルに合わせて拡張する。搭乗客の増加に備え、ターミナルビルの改修も検討する。予算は2億3980万バーツ。滑走路の拡張は完了しているが、タイ民間航空局による検査を受けているという。
2つ目の事業は、道路トンネルと滑走路の安全区域を拡張する。予算は約3億バーツ。
ダナイ局長によると、ホアヒン空港は現在、ホーイングB737型とエアバスA320型の航空機を収容。ターミナルビルは1時間当たり300人、年間86万人を収容できる。国内線はエアアジア社が担当。チェンマイ~ホアヒン線は週日・月・水・金曜日の1日1便を運行している。
2024年の同空港の利用客数は約7万5000人。乗客の8割以上はチェンマイ~ホアヒン路線を利用していた。同省は空港局に対し、東北部や南部など他県とホアヒンを結ぶ路線への就航について航空会社と協議するよう求めた。