タイ国家放送通信委員会(NBTC)は17日、災害など緊急時に警報を発する「セル・ブロードキャストサービス」のシステム利用を、大手携帯電話会社のTRUEとAISに承認したと明らかにした。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、トライラット事務局長代理は、AISが3月5日、TRUEが7月3日にシステムの試験導入を実施し、成功したと述べた。両社は携帯電話基地局の追加設置を進め、今年第4四半期に全ネットワークが完成する見込み。
一方、ナショナル・テレコム社の利用は承認されていない。NBTCは承認に向けた検討のため、同社からの追加の情報提供を待つという。
同システムは外国人旅行者を含む国内の携帯電話利用者に向け、緊急時に音声アラート付きのテキストメッセージを送信するもの。警報はタイ語、英語、日本語、中国語、ロシア語の5言語に対応。アプリをダウンロードする必要は無い。
NBTCは今年初頭、同システムの導入は緊急政策だと述べていた。