丸々とした姿が愛らしいコビトカバの赤ちゃんが人気を集めている。タイ東部チョンブリー県のカオキアオ動物園で飼育されている、生後2カ月のコビトカバの赤ちゃん「ムーデン」の動画や写真がソーシャルメディアで国内外に広まり、動物園の来場者も急増したという。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、韓国ガールズグループ「Aespa」のメンバーであるニンニンが、ムーデンの動画をインスタグラムに投稿したことが流行のきっかけとなった。多くのタイ人がムーデンの写真を編集してミームを作成。日本や韓国など海外でも広く共有されているという。
同動物園の来場者は、8月24~25日は9194人、8月31~9月1日は9341人、9月7~8日は1万1615人で、今後も増加が続くと見られる。
公共放送PBSによると、ムーデンは午前8時から9時までは飼育員と遊び、昼寝をした後、午後2時から3時までの公開展示に備える。公開展示後は、もう一度昼寝をする。
飼育員は、写真を撮るために昼寝中のムーデンにバナナを投げる来場者もいると話し、園側は警告の看板や防犯カメラを設置して対策しているという。
同園は創立45年。バンコクから車で約2時間、パタヤ中心部から約1時間に位置し、約250種の動物がいる。コロナ渦の影響で資金繰りが悪化したため、2023年に入場料を値上げ。タイ人は大人200バーツ、子供40バーツ。外国人は大人350バーツ、子供120バーツ。