タイのスリヤ運輸大臣は、昨年10月からバンコク首都圏の電車を対象に始まった運賃上限20バーツ措置の影響で、タイ国鉄SRTレッドラインとバンコクメトロMRTパープルラインの利用客が17.9%増加し、過去最高の9万2714人だったと明らかにした。タイラットが報じた。
運輸省鉄道局によると、昨年10月16日から今年3月14日までの期間、全線上限20バーツ運賃を実施しているSRTライトレッドライン(バーンスー~タリンチャン)とダークレッドライン(バーンスー~ランシット)は、1日当たり平均2万7683人が利用。当初見込んでいた10~20%の増加を上回り、新運賃適用前より28%増加した。
MRTパープルライン(タオプーン~クローンバンパイ)は、14.4%増の6万5179人が利用した。
また上限20バーツ運賃の経済・社会・環境効果は約264万バーツ相当になるという。