タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)が発表した2月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は107.22で、前年同月比0.77%低下した。減少は5カ月連続。
クルンテープ・トゥラキット の報道によると、生鮮食品や肉、野菜、エネルギー価格が下落したことが要因。
生鮮食品とエネルギーを除いたコアCPIは104.62で、同0.43%上昇した。商務省は、2024年通年のインフレ率を0.3%減~1.7%増と予測している。
1月のタイのインフレ率は1.11%減で、世界135経済圏の中で最下位から4番目と、依然としてインフレ率が低いグループに属している。ASEAN7カ国(ラオス、フィリピン、シンガポール、ベトナム、インドネシア、マレーシア)の中では最下位。
3月CPIは、政府の光熱費支援策により低下傾向が続く見込み。電気料金が月に300ユニット以下の家庭は、1ユニット当たりの燃料調整金(FT)を3.99バーツに維持。一般家庭は1ユニット当たり4.18バーツにする。ディーゼル価格は4月19日まで、1リットル30バーツに維持する。