生協パルシステムが宅配販売するタイ産「エコ・バナナ(ホムトン)」の生産者から、能登半島地震の被災者へ支援金44万3020円が寄せられ、2月29日に贈呈式があった。支援金は被災者の生活再建や地域の復興などに役立てられるという。
募金は、タイ国内のバナナ産地7カ所と、現地管理会社のジェフレッシュセイカ(JFS)に設置した募金箱に加え、タイ産バナナの輸入会社パシフィック・トレード・ジャパン(PTJ、埼玉県さいたま市)の支援金を合算して寄贈されたもの。
パルシステムによると、PTJのペイソー社長や各産地の生産者は、能登半島地震の被害をニュースで知り、1月8日に各地域での募金の呼びかけを始めた。ペイソー社長は「産地のみなさんも『ささやかでもできることをしたい』との思いで行動しました。当社は被災した地域とのバナナの取引はありませんが、生産者の気持ちが少しでも伝わるとうれしいです」と話したという。