在タイ日本大使館によると、日本政府は、タイ南部で障害児の学習や職業訓練を行うチュンポーンパンヤーヌクーン学校(チュンポーン県パティウ郡)向けに、210万8500バーツ(約883万円)を支援し、生徒送迎用のミニバス1台を整備した。
支援は、草の根・人間の安全保障無償資金協力によるもの。20日に同校で引渡式典があり、ウィサー・プンシリラット県知事、ティティモン・ティティワイトゥーン校長、在タイ日本国大使館の田坂拓郎公使ら関係者が出席した。
同大使館によると、チュンポーン県には現在、約1400人の子どもの障害児が登録されている。チュンポーンパンヤーヌクーン学校は、チュンポーン県と近隣4県の自閉症児、知的障害児、学習障害児を対象にした寄宿学校で、約230人を受け入れている。
同校では校内学習の他に、リハビリテーションや職業訓練、自立生活訓練などの課外活動を提供。送迎用バスの不足が問題となっていた。