トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が24日発表した自動車販売統計によると、10月のタイ国内販売台数は5万8963台で、前年同月比8.8%減少した。商用車の1トンピックアップトラックは低迷が続き、同35.1%減の2万2998台だった。
乗用車は同13.7%増の2万2130台、商用車は同18.4%減の3万6833台だった。
同社のスパコーン上級副社長は、エコカー部門の成長により、乗用車市場は販売台数を伸ばしたと述べた。一方、商用車市場は減速が続いた。経済状況が順調に推移していないことが主な要因で、特に1トンピックアップトラック市場は縮小した。金融機関のローン審査の厳格化により、消費者は購入決定を遅らせ続けていることが要因だと指摘した。
メーカー別では、首位はトヨタで2万852台(同18%減)。2位はいすゞで1万962台(同22.2%減)。3位はホンダで7306台(23.6%増)だった。
11月の国内自動車市場は、各メーカーの新モデル発売で、若干の回復が期待できるとした。