カオソッド・オンラインの25日付報道によると、タイのチュンラパン財務副大臣は、国民に配布する予定のデジタルウォレット1万バーツについて、使用範囲を当初の「実家から半径4キロメートル以内」から、「郡内」に変更すると明らかにした。支給対象については、給与などを判断基準にするという。
報道によると、政府のデジタルウォレット政策委員会の小委員会は、支給対象について検討した。以下の3つから検討を続け、選択するという。
・政府の福祉カードのデータベースを元に、貧困層の1500~1600万人を対象に支給。予算は約1500億バーツ。
・月給2万5000バーツ以上、または預金10万バーツ以上の人を除外した4300万人を対象に支給。予算は約4300億バーツ。
・月給5万バーツ以上、または預金50万バーツ以上の人を除外した4900万人を対象に支給。予算は約4900億バーツ。
また、配布の時期について、当初予定していた2月1日より遅れると述べた。実施までの準備期間に慎重に検討するとしている。