タイの首都バンコクのチャッチャート知事を団長とする訪問団が、8月22日から24日の日程で福岡市を訪問した。県知事の表敬訪問やお茶会体験をしたほか、コンビニエンスストアで市指定のゴミ袋を購入するなど、都運営のヒントを調査した。
福岡県によると、訪問団は、福岡県・バンコク都友好提携15周年記念のため来日。県庁を訪れたチャッチャート知事は「バンコク都は友好提携先が数多くあるが、交流事業の実績が最も多いのは福岡県。今回が都知事就任後、初の友好提携先への訪問だ」と述べ、両県都の更なる友好関係の強化を確認した。
チャッチャート知事は22日、大濠公園の日本庭園で茶席体験をしたほか、23日にはJR博多駅前広場で行われた友好提携15周年記念イベント「タイ・バンコクフェア」のオープニングセレモニーに出席した。
またバンコク都やチャッチャート知事の公式フェイスブックは、福岡滞在中の知事の様子を投稿した。知事は24日早朝、大濠公園でランニング。「一人一花運動」で植えられた花壇がある歩道や、道路にゴミが落ちていないことを報告。コンビニで市指定のゴミ袋を購入するなど、福岡市のゴミ分別や収集回数について関心を示した。
歩道に設置された有料駐輪場やバス停、福岡市名物の屋台エリアなども視察し、バンコク都の運営の参考にするとしている。