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　ザ・ネイションの報道によると、タイ国鉄（SRT）はワチラロンコーン国王（ラーマ10世）の誕生日である7月28日、日本製の蒸気機関車で古都アユタヤへの特別列車を運行した。

　蒸気機関車はバンコクのフアランポーン駅を午前8時10分に出発。アユタヤに午前10時20分に到着し、多くの乗客が蒸気機関車の写真を撮影していた。

　乗客は街に6時間滞在。有名な寺院を参拝して地元グルメを楽しむなど、歴史的な街を探検した。特別列車はアユタヤを午後4時40分に出発。バンコクに午後6時55分頃に到着した。

　特別列車として運行された蒸気機関車は、第二次世界大戦後、日本の鉄道車両メーカーの日本車輌が製造した。タイ国政府観光庁によると、戦後賠償として日本からタイへ「ミカド型」と「パシフィック型」が送られ、半世紀以上にわたり大切に整備され、SRTのトンブリー機関庫に保管されている。

　またSRTは、母の日である8月12日も特別列車を運行する予定。