タイ商務省国際貿易振興局(DITP)は18日、新型コロナウイルス感染症の流行中にフィリピンでペットを飼う人が増え、ペットフードの需要が急増しているとして、輸出のチャンスだと述べた。
タイの2022年のペットフード輸出額は、フィリピン向けは42億3849万バーツ。フィリピンでは国産のペットフードに比べ、輸入品が好まれる傾向にあり、2023年はさらなる成長を見込んでいるという。
同局マニラ支部は楽天のデータを報告。2021年にフィリピンで犬を飼っている人は67%に上り、アジアで最も高かった。猫は43%で2位。
また米国農務省(USDA)の海外農業サービス局(FAS)によると、2023年のフィリピンのペットフード市場は、9%成長して4億3400万米ドル規模になると予測。項目別では、ドライ・ドッグフードは9%増、ウェット・キャットフードは13%の増加を見込んでいるという。