タイ財務省は、今年9月30日に期限を迎える付加価値税(VAT)の暫定的な引き下げ措置について、延長する方向で調整を進めている。 タイ地元紙によると、アピサック財務相は、現在の経済情勢ではこの措置を継続する必要があるとし、1年間延長するべく閣議で提案する考えを示した。 この暫定的な引き下げ措置は、1992年にVAT導入直後に経済界からの反発によって、法律で定められた10%から暫定的に7%に引き下げる措置が取られた。それが現在も継続した状況となっている。