各報道によると、1日夜半、ノンタブリー県バーンヤイ郡内にある宿舎内で、カラオケ店で働く24歳の女性が全裸でベッドに両手を縛られた状態で死亡しているのが発見された。
首を刃物で切られたことによる出血多量死亡と見られ、また死後約5時間(報道により6時間以上)経っているものと見られている。
また、遺体には争ったあとが無く、女性の助けを求める叫び声も聞かれていなかった。
第一発見者でもある恋人男性によると、電話を何回しても出なかった為、部屋に行ったところ鍵がかけられていた為不審に思い、ペンチを買って鍵を壊して室内に入ったところ女性が死亡していたという。その際に女性の口を塞いでいたテープをはがしたという。
また、男性によると、約2ヶ月くらい前頃から女性が市場手伝いの男からあとをつけられたり、しつこく電話がかかってくるなどのストーカー被害にあっていたという。
警察は、当初第一発見者の男性の証言や行動に不審な点があるとして、男性が女性の死亡に関係していると見て捜査を行っていたが、その後事件後に所在不明になっていた、女性の部屋の向かいの部屋に住んでいる男(26)を逃走先のバンコクの親戚宅で逮捕した。
男は当初麻薬の影響で手を下してしまったと供述していたが、その後容疑を全面否定しているという。
警察は、首都圏警察本部ラートブーラナ署で発行されている引ったくり容疑での逮捕状及び麻薬使用の容疑に基づき男を拘置した上であらためて詳細にわたる事情聴取を行うと共に証拠固めを行う方針であることを明らかにした。
* 死亡した女性
http://www.dailynews.co.th/content/images/1008/02/woman.jpg
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