各報道によると、プラヂュアップキーリーカン県フワヒン郡の警察は27日、豪邸内でイギリス人の夫を殺害した容疑でタイ人の妻(38)及びその愛人の男(33)を逮捕し、妻の実弟(26)の行方を追っている事を明らかにした。
調べによると、夫からの暴力や中傷に耐えかねていた妻の窮状を知った愛人の男と妻の弟が共謀して26日に男性を殺害した上でノートパソコンや現金等を盗み逃走した。
愛人の男は取り調べに対して、夫からの暴力や中傷、不作法に対する侮辱的な発言に晒されていた妻の窮状を弟に話し、夫を説得する為に鈍器やナイフを弟に持たせて家に行ったが、自分は殺害に関与しておらず、弟だけが家の中での出来事を知っていると主張し、また殺害された夫と約10年間連れそってきた妻は、予てから夫の暴力や中傷、あたかも自分が動物であるかのような侮蔑的な発言に晒されていた事を愛人に話したが、まさか愛人と自分の弟が共謀して夫を殺害するとまでは思っていなかったと供述しているという。
警察は、妻の弟1人が殺害に関与したとする愛人の証言は信用できないとして、引き続き愛人に対して詳細にわたり事情聴取を行うと共に、男性の資産目当で3人が共謀して犯行に及んだ疑いもあると見て、無関係であると主張している妻が事件に深く関与していると見て捜査を行っている事を明らかにした。
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