各報道によると、首都圏警察本部第7分署及び警察麻薬防止取締局は1日記者会見を開き、12万錠の麻薬を所持していた容疑で17歳の少女をバンコクのヂャトゥヂャック区内で逮捕した事を明らかにした。
警察によると、少女は、麻薬密売で50年(報道により58年)の刑を受け服役中のクローンプレーム刑務所内の大手麻薬密売組織に所属する男から雇われて、2万錠、総額200万バーツの麻薬ヤーバーを囮捜査官に引き渡す為に現れたところで身柄を確保され、その後少女の自宅内で行われた家宅捜索で更に10万錠の麻薬が押収されていたという。
少女は警察の取り調べに対して、雇われてクローンプレーム刑務所内の麻薬密売組織から預かった麻薬を部屋で管理し、受刑中の男の妻からの電話の指示に基づき顧客に麻薬を送り届けていた。3日前にこの仕事を請け負い、1ロット(6万錠)の麻薬をさばく度に8万バーツの報酬が支払われる予定になっていたと供述しているという。
警察側は、今後刑務所側の協力を仰ぎ刑務所内の麻薬密売組織の解明、摘発を進めていく方針である事を明らかにした。
タイの地元新聞を読む