14日6時過ぎ頃、パッターニー県県都内で、教師宅脇付近に仕掛けられていた爆発物が、托鉢僧及び警護作業にあたっていた当局関係者が近くを通りかかったところで爆発するという事件が発生しましたが、幸い人的な被害は確認されませんでした。 また、7時過ぎ頃にはナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、学校付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、生徒2人及び警戒作業にあたっていた当局関係者1人が負傷を負うという事件が、更に9時頃には同郡パスルー地区内にある市場付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、住民男性1人が負傷を負うという事件が発生しています。 使用された爆発物は、何れも携帯電話を使用した遠隔起爆式のものだったと見られているようです。 一方、ナラーティワート県インゴー郡内の路上では7時頃に路上で、首筋等を切られた上で頭部に銃弾を撃ち込まれ殺害されたと見られる30歳くらいの身元不明の男性の遺体が発見されています。 警察側では、男性が地元では超高級品のリーバイス製のジーンズやジャケットを着ていたことなどから、何らかの違法行為に関与している組織に所属していた男性が口封じの為、若しくは内部抗争が原因で殺害された可能性があると見て捜査を展開しているとしているようです。 また、ヤッラー県県都内では16:30過ぎ頃、移動検問所付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、検問作業開始の準備にあたっていた当局関係者1人が重傷を負うという事件が発生し、また先立つ12:30頃には同じくヤッラー県県都内で、息子が運転するバイクの後部座席に乗っていた51歳の村長が、バイクに乗った二人組の銃撃を受け死亡するという事件が発生しています。
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