各報道によると、20日朝(報道により19日深夜)にバンコクにある警察犯罪防止取締局の50メートル以上(報道により約100メートル)の高さがある電波塔によじ登り、降りてくるよう説得する親族や当局との間で睨み合いを展開していたチェンマイ県出身の男性(27)が、21日6:30頃までに説得に応じ自ら地上に降りた。
親族等の証言から、男性は赤服軍団の支持者で、約1週間前から反独裁民主主義同盟主催の大規模集会に参加していた事が確認されている。
地上に降りた男性は初期段階の事情聴取に対して、チェンマイ県チャーンクラーム郡内で1バーツ重量の金製アクセサリーを盗み、それを換金し16,000バーツの現金を手に入れた後に、集会に参加する為にバンコクに向かう県内の赤服軍団に合流してバンコクに移動し、暫く集会に参加した後に会場外に出て麻薬ヤーバーを購入する為に外をうろついていたが、その際に不審に思った警察官から職務質問をされそうになった為、逃げるために電波塔によじ登ったと供述しているという。
警察側は、男性の供述に一貫性が無く、また終始何かに怯えている様子を見せている為、男性が落ち着くのを待って再度詳細に渡り事情聴取を行う方針である事を明らかにした。
タイの地元新聞を読む