タクシン元首相は14日夜行われたビデオ演説の中で、いまや赤服軍団は絶対王制型官僚主義打倒を誓い合う全国的な戦線に成長したと激賛した上で、地方の赤服軍団に対して、バンコクに集結している赤服軍団を軍からの攻撃から守るために各県の県庁前にステージを設置し集会活動を展開するよう要請した。
また、タクシン元首相は、プラユット陸軍副司令官に対して陸軍司令官のポストを担保するためにクーデターという手段を講じるという愚に出るべきではないと指摘すると共に、アヌポン陸軍司令官に対して、赤服軍団の制圧などと言う愚に出る事無く、まもなく迎える退官を良い形で迎えるよう心がけるべきであると呼びかけた。
タクシン元首相によると、慈愛を持つ仏教徒として両者を許す用意があるという。
更に、タクシン元首相は、全ては2005年の総選挙で歴史的な377議席を獲得し、官僚主義者から恨みを買った事に端を発し、王室に対する敬意が無い等の事実無根の中傷に晒されただけでなく、2006年5月6日にピー・マーラーグン・ナ・アユッタヤー氏宅で行われた謀議で暗殺計画を立案し、パンロップ大将に自分に対する処置を命じるに至ったが、幸い徳を積んでいた為に死ぬことが無かったとした。
尚、同日行われたヴィデオ演説の中で現在の滞在先について語られる事は無かった。
* 御尊顔
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