各報道によると、サムットプラーカーン県バーンプリー郡の警察当局は1日23:00過ぎ、16歳の少女を無理矢理タクシー車両の中に押し込めようとした容疑でタクシー運転手の男(37)及び何れも17歳の少年2人の計3人を逮捕した。
被害にあった少女によると、買い物を終え帰宅の為に1人でバイクを運転中に、後ろから回り込んできたタクシーに無理矢理止められ、車内から出てきた3人組に車内に押し込められそうになった為、近くにある公衆電話ボックスに逃げ込んだところ、たまたま現場を通りかかった叔父に助けられ難を逃れる事が出来たという。
少女によると、公衆電話ボックスに逃げ込んだ際に、3人組がボックスに向け石塊を投げつけてきたが、幸いボックスのガラスが割れる事は無かったという。
逮捕されたタクシー運転手の男は取り調べに対して、少女は元恋人で、少女の親族の妨害によりコンタクトをとることが出来なかった為、酒を飲んだ勢いも手伝って一緒に逮捕された2人の少年を連れ少女と会って話をする為に現場に向かっていたところ、たまたまバイクを運転中だった少女に出くわし、止まるように言ったが無視された為、話をする為に車を前に回り込ませ止めさせたが、無理矢理車内に押し込もうとするような事は一切行っておらず。また、電話ボックスに向け石を投げつけたのは、ボックス内に閉じこもった少女に出てきて貰って話をしたかったからであると供述しているという。
しかし、少女側は、これまでに3人とは会ったことが無く、一切の面識が無いと証言しているという。
警察側は、3人の供述を信用することが出来ないとして、誘拐未遂等で身柄を確保した上で、あらためて詳細に渡り事情聴取を行った上で法的手続きを講じる方針である事を明らかにした。
尚、報道により、少女の証言としてタクシー車内には4人が乗っており、内1人は叔父等が助けに入った際に逃走したと報じるものもあるが、逃走中の1人に関する逮捕された3人の供述や警察側の対応に関しては一切触れられていない。
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