各報道によると、31日4:00頃バンコクのブゥングム区ソーイ・ナワミン72にある市場内で爆発が発生し、美容整形クリニックのガラス等を損壊させたが、幸い人的な被害は無かった。
爆発物はM26型の瑠弾が使用されたものと見られている。
警察側は、市場の利権を巡った対立が事件の背景にあると見て捜査を開始すると共に約100人の人員を配置して市場の警戒に当たる方針であることを明らかにした。
警察によると、事件が発生した市場の権利を持っている一族内で利権を巡った対立があり、これまでに対立する一族が設立した2つの企業から20件以上の被害届が提出されているという。また、11日には、市場内の店舗用テントの撤去作業の為に現れた100人以上の凶器を所持した集団と、それを阻止しようとした銃器等を所持した約30人の集団との間で、後者の集団が市場の警備に当たっていた警備員に向け銃を突き付けた事をきっかけとした衝突が発生していた。
警察が現場検証を行っていた際に、一方の一族系企業から依頼されたと名乗る約50人の集団が現れ市場周辺に睨みをきかす場面も見られたという。
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