各報道によると、21日アユッタヤー県プラナコンシーアユッタヤー郡内在住の38歳の女性が1歳2ヶ月になる自分の息子を抱いて警察を訪れ、息子に噛みつき重傷を負わせたロットワイラーの飼い主の女性(65)に対して法的措置を講じるよう要求した。
女性によると、20日に息子が家の前で遊んでいた際に、タイの犬の血が混ざった雑種のロットワイラーが息子に噛みつくと共に隣家に引きずり込もうとした為、叩いてロットワイラーを追い払い息子を救い出し病院で診察を受けさせたという。
しかし飼い主の女性は、息子が顔面に10針を縫うなどの重傷を負ったにも拘わらず、僅かに500バーツの不当な治療費しか払ってくれなかった為、今後も柵が無い環境下で飼育されているロットワイラーが他の子供に危害を加えるおそれがあると思い警察への告発を思い立ったという。
女性によると、これまでにもロットワイラーが近所の子供や住民に噛みつくことが度々あったという。
一方、飼い主の女性側は、ロットワイラーが獰猛な為捕まえることもおぼつかず、どうして良いのか分からない。また、家が貧乏な為十分な治療費を払うことは出来ないが、交渉に応じる用意はあると語っているという。
尚、報道によっては、飼い主の女性が、男児の方からロットワイラーに近づいて噛まれたとして治療費の支払いを拒否していると報じているものもある。
警察側は、両者に対して話し合いによる和解を進める方針である事を明らかにした。
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