民主党のオンアート報道官は29日、タクシン暫定首相の定例政見放送の再開決定は、己の置かれている立場とやり直し総選挙が行われる時期を充分にわきまえた上で行われた恥知らずな決定であると非難しました。 この発言に先立ちタクシン暫定首相は同日、下院議会の解散後に発布された総選挙の告示後に放送を終了していた定例政見放送を7月1日から再開する方針を明らかにしていました。 また、今回の決定に関してタクシン暫定首相は、放送を政治的に利用するつもりは一切無く、あくまで国民本位の建設的な話しを行うためであり、また放送はやり直し総選挙の告示を持って終了させる予定であると語っているようですが、下院を解散し暫定職にあるタクシン暫定首相が、己の権限や政治的に優位にある立場を悪用し放送を政治的に利用する事により、国内の政治的混乱を深刻化させるものでしかないとの指摘が各界から噴出しているようです。
【解散・選挙の最新記事】
新空港調査委、スワンナプーム新国際空港の...ドーン・ムァンが利権の温床になる・・・と...タイ・ラック・タイ党の元候補が前選挙委員...タイでは表現の自由が保障されている・・・...新選挙委員長、本腰を入れて政治改革に取り...タイの地元新聞を読む