28日夜半から29日午後にかけナラーティワート県の6郡内で連続襲撃・爆破事件が発生し2人が死亡、7人が負傷しました。 最初の事件は28日22:00頃、同県ランゲ郡内で当時屋内に4人いた25歳のイスラム系住民男性宅に向け、バイクで現れた2人組が銃を乱射し家主の男性が死亡したというもので、その後、22:10頃にはルゥーソ郡内中心部にあるカラオケ店で、店の正面入り口前に現れたバイクに乗った二人組が店内に向け拳銃を乱射し、18歳のイスラム系男性が死亡し、19歳から36歳までのイスラム系男性5人が負傷を負うという事件が発生しています。 尚、カラオケ店を狙った襲撃は、最近ではヤッラー県県都内でホテル内にあるカラオケ店が爆破されサトゥーン県内在住の男性客が1人が死亡(初期報道では従業員女性と報じられていましたが、その後訂正されています)するという事件が発生していました。 更に、22:30頃には、同県バーヂョ郡内で53歳の仏教系住民宅に向け人数不明の一味が銃を乱射したものの、屋内にいた4人全員が無事だった事件が発生しています。 また、29日朝6:00頃には、同県スキリン郡内でバイクで路上を走行中だった67歳の仏教系住民が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、7:00頃には、スンガイ・パーディー郡内で56歳のスンガイ・ゴーロック駅に所属するタイ国鉄職員が通勤の為にバイクで路上を走行中にバイクに乗った二人組に銃撃され負傷を負っています。 また、14:30頃には、同県ヂョアイローン郡内で教師の警護作業にあたる当局関係者の車輌の通過にあわせ路上脇に仕掛けられていた爆発が爆発したものの、幸い人的な被害は確認されていない事件も発生しています。 一方、パッターニー県サーイブリー郡内では29日8:30過ぎ頃、郡内中心部にある電力地方現業事務所前で、32歳の請負作業員がバイクで走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が、また、ソンクラー県サバーイヨーイ郡内では29日夕方遅くに、56歳のイスラム系住民男性がバイクで走行中に、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され重傷を負うという事件が発生しているようです。
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