各報道によると、ナコンシータンマラート県カノーム郡の警察当局は6日、同日未明に道路脇の谷底から死後3-4日と見られる頭部を斧状のもので殴られ殺害された上で局部部分を切断された男性の遺体が発見された事に絡んで、予てから重要参考人として事情聴取を行っていた郡内中心部でカラオケ店(報道によりレストラン)を経営する39歳の女を逮捕した事を明らかにした。
遺体で発見された男性は、逮捕された女の店を初めとする県内にある娯楽施設等で演奏活動を行っていたバンドを率いていており、12月29日に女から頼まれたという男が運転する車で同県シチョン郡内にある自宅を出て以降行方不明になった事を受け男性の妹(34)が捜索願を出し、この捜索願を受けた警察側が重要参考人として女に対して事情聴取を行っていた。
警察によると、当初女は頑なに男性の失踪との関係を否定していたが、警察側が男性の失踪直前に女との間で激しい口論が展開されていたとの目撃証言があることや、女の車から複数の血痕が発見された事をネタに厳しく追及した結果、犯行を認める供述を始めていた。
女によると、男性が率いるバンドが演奏できるようにカラオケ店を開店するなど、これまで長年に渡って男性に対して尽くしてきたにも拘わらず、ここに来て別の女性と付き合うために別れ話を持ち出してきたため、配下に命じて自分の車で男性を迎えに行かせた上で車の中で2人きりで話し合ったが男性の気持ちに変わりは無く、更に激しい口論になった為、怒りにまかせてあらかじめ用意していた斧で男性の頭を何回にもわたって切りつけ殺害した上で刃物で首を深く切りつけ、更に男性の局部を切り取った上で山間部の路上から谷底に向けて遺体を遺棄し、その後切り取った男性の局部を持って帰宅したという。
警察側は、全て1人でやったとする女の証言を完全に信用することが出来ず、少なくとも2人を下らない共犯者がいたと見て捜査を行うと共に、女が持ち帰り燃やしたと主張している男性の血液が付着した衣服や、女が持ち帰った男性の局部の所在の確認を行っているとした。
* 実況検分中の女
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