反独裁民主主義同盟幹部でプゥア・タイ党議員のヂャトゥポン・プロームパン氏は10日、不敬罪に該当すると指摘されているタクシン元首相のインタビュー内での発言は、政府とインタビューを行ったイギリスのThe Timesにより同元首相の信用を失墜させる為に意図的に仕掛けられたものであると指摘すると共にThe Timesに対してインタビューを行った記者に対して事情聴取を行うよう要請した。
ヂャトゥポン氏は、この信用失墜を狙った動きに与党議員の夫で公社総裁である人物と政府のマウスピースとなっている人物の2人がニューヨークでインタビューに向けた謀議を行っていた事を明らかにした上で、The Times側がWEB上への全文掲載だけでなく保管してあるという実際のインタビューの模様を記録したテープを公開するば如何にタイ国内でタクシン元首相の発言が歪められて伝えられているか理解する事が出来るだろうとした。
ヂャトゥポン氏によると、既に公開されている12ページに及ぶインタビュー全文だけでは不十分なのだという。
また、ヂャトゥポン氏は、アピシット首相の支持率がタクシン元首相の支持率を約3倍引き離すという結果が出た最近行われたABACポールの世論調査も同様にタクシン元首相の信用失墜を狙った動きの一環として行われたものであると指摘した上で、私立アサンプション大学に対してABACポールの責任者に対して事実関係の確認を行うよう要求した。
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