カーオソット紙を初めとする各報道によると、刑事裁判所は16日、12歳の少年に対する性的暴行で起訴されていたオランダ人の男(52)に対して37年の禁固を命じる判決を下した。
男は2007年12月3日にタイ人の男と共に逮捕されていたもので、警察側は予てから児童虐待の前歴があるオランダ人がタイ国内に滞在しているとの国際刑事警察機構を経由して寄せられたオランダ当局からの警告に基づき内偵を進めると共に男に対する監視を強化していた。
起訴状では、2007年3月頃から12月2日にかけてタイ人の男(35)が少年に掃除をしたらお小遣いを上げると言って騙してオランダ人の男の家に連れ込み、合計4回に渡りオランダ人の男の指示に従い少年に対して性的な暴行を加え、その都度オランダ人の男が少年に120バーツ、タイ人の男に200バーツを支払っていたとされていたが、裁判所側はタイ人の男が逮捕された後に行われた警察の取り調べに対して、6回に渡り少年をオランダ人の男の家に送り届け、1回目を除く2回目から6回目に関してはオランダ人の男自らが少年に手を下していたとする証言が信用できると判断すると共に、オランダ人の男の自宅から押収された物品から男が男同士ないしは男児と絡むことを好んでいた事が明白であると判断し、オランダ人の男に対して37年の禁固を命じる判決を下した。
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