MCOT(ch9)及びプーヂャッカーン紙(オンライン)の報道によると、首都圏警察本部第一分署は17日、警察官への任官や階級の昇進を斡旋できると言って金銭を騙し取っていた容疑で首都圏警察本部ディンデーン署に所属する巡査部長クラスの警察官(46)を逮捕した。
調べによると、巡査部長は現在逃走中の民間人とサコンナコン県内の警察署に所属する巡査長クラスの警察官と共謀して、階位が下級の警察官に対しては士官クラスの階級への昇進を、また民間人に対しては士官クラスでの警察官への任官を斡旋できると言って話を持ちかけ、更に偽造した国家警察本部発行の任官書を提示し相手を信用させた上で一人あたり30万から40万バーツを詐取していたとされ、これまでに同様な手口で100人以上から3,000万バーツ以上(報道により70人以上から1,000万バーツ以上)を詐取していたと見られている。
逮捕された巡査部長は取り調べに対して、多くの警察官がこの詐欺に関与していることを明らかにすると共に、自分もこの詐欺に引っかかり15万バーツを騙し取られた犠牲者で、また仲間の警察官にもこの詐欺に引っかかったものが少なからずいると供述しているという。
巡査部長によると、現在逃走中の民間人の男と巡査長クラスの警察官が国家警察本部長の甥及び国家警察本部の幹部付きの警察大佐とそれぞれ名乗り相手を信用させた上で任官や階級昇進の斡旋話を持ちかけていたという。
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