小政党買収疑惑の渦中にあるタンマラック暫定防衛大臣(タイ・ラック・タイ党副党首)は31日、選挙委員会内に設けられた小政党買収疑惑を調査する為の専門員会に対して、現在指摘されてい疑惑の全てが事実ではないと申し立てました。 これは選挙委員会委員のウィラチャイ・ネーオブンニヤ氏が明らかにしたもので、タンマラック暫定防衛大臣は専門委員会に対して、民主党のステープ幹事長が提出した監視カメラ映像に映し出されている人物は自分とは別人で、またその他の人物も全く知らない人物であると主張していたようです。 また、タンマラック暫定防衛大臣は専門委員会に出頭後に防衛省内で記者会見を開き、あらためて小政党の党首が金銭を受け取るために自分宛に訪ねてきた事実は無い。東北地方選挙区責任者として数多くの党公認候補者を下院に送り込んできた自分を陥れる為の政治ゲームに嵌められていると語っていたようです。 尚、ABACポールが首都圏在住4,167人を対象にタイ・ラック・タイ党が絡む小政党買収疑惑に関する意識調査を行った結果では、回答者の52.8%が大政党(タイ・ラック・タイ党)による小政党の買収があったのは事実で、当該大政党は解党される運命にあると回答していたことが明らかになっています。 一方、民主党の解党処分を求めているタイ・ラック・タイ党側は31日、選挙委員会に対して民主主義市民連合の集会の壇上で民主党執行部幹部が、総選挙ボイコット等を訴えているシーンを収めたビデオ(ASTVで放映されたもの)を”解党に追い込むことができる決定的な証拠”として提出しています。
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